2021年2月20日、阿蘇くまもと空港から羽田空港に戻る際にSNA16便(共同運航便ANA2416)に搭乗してきました。
SNA16便(ANA2416便) 14時40分発~16時20分着
前回、来訪した約2ヶ月前に比べると旧阿蘇くまもと空港の建物も完全に取り壊され、新ターミナルの完成に向けて工事が進められていました。(新ターミナルは2023年春に完成予定)
【阿蘇くまもと空港】
借りていたレンタカーを直接レンタカー会社へ返却する予定でしたが、旧ターミナルの様子を伺う為に、進路を変更しターミナル沿いの道に来てみました。
クレーンが立ち並んでいる場所(フェンスの奥側)に旧旅客ターミナルがあったのですが、すっかり取り壊され跡形もなくなっていました。
阿蘇くまもと空港には、新たに「降車専用レーン」(2020年12月1日より)がオープンしており5分間だけであれば無料で利用することができるようです。さらにこの5分を超え10分までは300円支払うことになり、さらに5分を超えるごとに150円が加算されていきます。
こちらが現在運用されている仮設国内線旅客ターミナルとなります。
道路を挟んだ奥のエリアでは、大手レンタカー会社(一部レンタカー会社を除く)の送迎場所になっています。
こちらのプラットホームは、1番のりば~3番のりばまであり各方面に向かう路線バス(空港リムジンバス)が出ています。
熊本市内(桜町バスターミナル)へは2番のりばから出ており730円(所要時間約50分)で行く事ができます。
バス停の奥にはタクシー乗り場もあります。
仮設旅客ターミナルには展望デッキが設けられていない為、P2駐車場の片隅に「展望スペース」がありこちらから飛行機を見る事ができます。(仮設旅客ターミナルから少し歩くことになるので少し大変かもしれませんが・・・)
仮設国内線旅客ターミナルの入り口になります。
入口を入ると右側には各社のチェックインカウンターが並んでおり、奥側から「FDA・ジェットスター・AMX・JAL・ソラシド・ANA」の順に並んでいます。
左側には保安検査場に入るための入り口があります。(入口にはカメラを使った自動検温機が設置されています)
搭乗者が多い場合はかなり手狭になりそうな予感がしました。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言発令に伴い減便の影響を受け欠航便が多数出ています。
今回搭乗するSNA16便(ANA2416便)は、定刻に出発する予定です。
保安検査場を通過すると、正面にはとても広い搭乗待合エリアがあります。
搭乗ゲートは101番~105番
保安検査場と搭乗待合エリアの間には、お土産屋さんとタリーズコーヒーがあるので、待ち時間に買い物をしたり、コーヒーで一息つくことも可能のようです。
【カードラウンジ「ASO」】
搭乗時間まで時間があったのでカードラウンジ「ASO」に立ち寄ってみました。
【搭乗開始】
SNA16便(ANA2416便)の搭乗ゲートは101番で、出発時間の20分前(14時20分)に優先搭乗開始が始まりました。
数組の方が優先搭乗をされた後、Group1がアナウンスされたので搭乗ゲートに向かう事にします。
保安検査証に搭乗順が記載されているので確認することができます(基本的に機内後方、窓側席から搭乗するイメージです)
現在仮設旅客ターミナルの為、仮設PBB(搭乗固定橋)になっており奥側に見える山々は阿蘇五岳になります。
今回搭乗するソラシドエアの飛行機
機体番号:JA67AN
この機材は以前、ANAで使用していた機材で2019年10月にソラシドエアに移管されたようです。
ANAから移管された際に、ソラシドエア仕様のシートに変更され、シート数も変更されていました。(ANA時代166席→SNA174席)
シートピッチはこのような感じで168cmの身長にはまったく狭くありません。
ソラシドエアではエンターテインメント(音楽・モニタ)に関するハード設備はありません。
ソラシドエアの機内には「オーバーヘッドモニタ」が搭載されていない為、非常用設備、脱出における装備(装着)については、客室乗務員の安全デモンストレーションが行われます。
定刻14時40分の10分前にドアクローズとなり定刻より早めの出発となりました。
この日は、南風が吹いていることもありRWY25からの離陸となります。
ウイングレッドの奥に見える山は、阿蘇山となり若干ですが噴煙が上がっているのが分かります。
離陸すると右手には菊陽町が見えてきます。
少し風が強いせいか、上昇中は機体が少し揺れていました。
離陸後、5分程で九州山地上空にさしかかります
山頂付近には残雪があるようで真っ白になっていました。
離陸後、30分程で機内サービスとして飲み物が提供され、ホットコーヒーを頂きました。
(ソラシドエアオリジナルコーヒー《スマイルブレンド》)
離陸後、約55分で大島上空まで飛行してきました。
大島空港がはっきりと見えます。
千葉房総半島が見えてきました。
この日は、南風が吹いていることから都心上空を飛行しての羽田空港着陸のようで、新宿・渋谷・品川上空を飛行し羽田空港に進入していきました。
【羽田空港】
西陽を浴びながらRWY16Lに着陸しました。
新型コロナウイルスの影響を受けて減便が続いていることから、機材の駐機が目立ちます。
第2ターミナルの54番スポットにブロックインしました。
少し早発で阿蘇くまもと空港を出発できたおかげで定刻よりさらに早く16時06分に到着することができました。
シートベルトサインが消灯すると皆さん立ち上がり降機する準備をされるようで、ここ最近ANAに搭乗している経験からすると、ANAの場合、新型コロナウイルス感染拡大防止策として、座席番号を区切り段階的に降機させていたのですが、ソラシドエアについてはこのような対策を講じず降機しているのだなぁと思いました。
ANAの場合、繰り返し客室乗務員が機内アナウンスでソーシャルディスタンスを保つ為、指示があるまで立ち上がらず、頭上に収めた荷物は取り出さないようアナウンスをされていたので少し違和感がありました。
今回、搭乗してきたソラシドエアの飛行機
飛行機が到着した54番固定橋からこちらの出口(手荷物受取所)までは400メートル~500メートルあるので、歩いて5分前後かかりました。
到着出口を出てフライト状況を確認してみたところ「欠航」の表示が多く相当数の欠航便が出ているのだなぁと思いました。
また2月13日に発生した東北地震の救済で就航している臨時便「仙台」の表示がありレアケースだと思いました。
地下1階から出発している「東京モノレール」の空港快速(16時26分)に乗り自宅まで帰りました。
※今回の紹介はYouTubeチャンネルでも紹介をしておりますので、ぜひご覧ください※
【まとめ】
ここ最近、ANAを利用することが多かったのですが、久しぶりにソラシドエアに搭乗してみました。
機内サービスであるドリンクサービスの際、客室乗務員が提供できるドリンクを写真付きのパウチした紙で見せてくれるので指をさすなどして意思表示ができるので良いシステムだと思いました。私の場合エンジンの音などで機内がうるさい中、声を出して注文するのに聞こえないケースがありこのシステムだと欲しい飲み物を指さすだけなので非常にシンプルで良い方法だと思いました。
今回ホットコーヒーを注文しましたが、ソラシドエアオリジナルコーヒーというだけあって、ANAが提供している味とは違っていました。