湯量豊富な日本三名泉発祥の地、下呂温泉旅行(山形屋宿泊記)

ホテル宿泊記の口コミ

2020年12月5日(土)~6日(日)までの2日間で岐阜県にある下呂温泉に行ってきました。昔から一度は行ってみたいと思っていた下呂温泉ですが、現在日本政府が実施している観光需要喚起策「GoToトラベル」を利用することで最大50%の補助を受けることができるということが分かり思い切って下呂温泉に行くことを決めたのでした。

東京から自家用車を利用して下呂温泉に行っても良かったのですが、今回旅行会社のツアーを検索してみたところ、新幹線、特急電車を利用して下呂温泉まで行けることがわかり、子供達が産まれて一度も新幹線に乗ったことがなかったので今回は新幹線、特急電車を利用してのツアーに申し込みを行いました。

【家族4人旅行代金】
大人1人:34、900円×2名
小人1人:29、500円×2名
旅行代金合計:111、700円
《割引ー39,095円(約35%割り引き)》
ツアー支払金額72、605円                          《地域共通クーポン金額 17,000円(旅行代金の15%相当額)》
◆実質支払合計金額:55、605円(新幹線・特急ひだ号・宿泊費含む)

【アクセス】

・【車利用の場合】
《東京から》
中央自動車道にて名古屋方面へ~中津川IC~国道257号線で下呂方面へ60分
《大阪から》
名神高速道路で名古屋方面へ、小牧JCTで中央自動車道へ~中津川IC~国道257号線で下呂方面へ60分
【無料駐車場】有り(ブログ内写真参照)
※駐車場は敷地内及び敷地外契約駐車場
・【電車利用の場合】
JR名古屋駅~JR下呂駅(特急ひだ 1時間30分前後)
JR高山駅~JR下呂(特急ひだ 2時間15分前後)
※JR下呂駅からの無料シャトルバス運行あり
JR下呂駅出口付近に「山形屋」のプレートを持った方がいます。(ブログ内写真参照)
特急ひだに合わせた時間で運行(13時30分~18時30分)
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【JR下呂駅】

特急ひだ号から下車後、改札を出るとHPで見た通り、「山形屋」のプレートを持ったスタッフの方がいらっしゃいました。

旅館・ホテル送迎バスの案内通りに先に進みます。

各ホテル・旅館の送迎バス(シャトルバス)が停車しています。

送迎バス乗降口にホテル・旅館の名前が記載されているので「山形屋」のプレートが貼られている送迎バスを見つけます。

今回、「山形屋」の送迎バスは、写真手前側のマイクロバスでした。(茶色と白色のツートン)

今回乗車した送迎バスは「山形屋」「望川館」「花水亭」の3カ所に送っていただけるようです。

【下呂温泉 山形屋】

JR下呂駅から約5分で今回宿泊する「山形屋」が見えてきました。

「山形屋」で我が家を含めて3組の方が下車しました。

車で来た場合は、玄関前のこちらの駐車場に止めることになります。

もし満車になった場合は、契約外駐車場に案内していただけるのだそうです。

ホテル玄関横に天然石を削り出して作られた「手湯」があります。

源泉なだけあってか、手を浸けるととても熱かったです。

ホテルに入る前には、スタッフの方による検温とアルコール消毒をしなければなりません。

フロント受付2カ所

ホテルに到着した時間が14時40分前後でチェックイン後15時までロビーで待つように指示を受けました。(既にチェックインされた数組の方達がロビーで待機されていました)

ロビーで待機しているとしばらくしてスタッフの方から名前を呼ばれ部屋まで案内して頂きました。

Cafe&Bar流(7:00~21:30)

コーヒー・紅茶・ジュース類をテイクアウトで提供しているようです。(300円)

「冬の地酒フェア」をこのホテルで開催中のようでいろんな地元の酒が展示されていました。

フロントの前には大きな売店があります。(7:00~21:30)

売店奥側の様子

店内が広く、お土産品がたくさんおいてあります。

売店の出入り口(奥側)と「Cafe&Bar流」の間にあるビューポイント

椅子が設置されているのでゆったりと景色を眺めたいときには良いと思います。

10月から開催されている「下呂温泉 花火物語」

毎週土曜日(11月以降は土日開催)に開催されているこのイベント(20時30分~40分までの約8分間)

今回宿泊した曜日が土曜日だったので夜観ることができましたが今回宿泊した部屋(大観荘)からは若干ですが観ることは可能だったようです。(子供曰く)

親たちは、ホテルの駐車場まで行き外に出て鑑賞したので良く観ることができました。

ホテルのロビーです。

とてもふわふわなソファーだったのでゆったりと寛げると思います。

色浴衣の貸し出しも行っているようです。(1枚500円)

館内の案内図(呂尚館・陶川閣・大観荘)

案内図を見てわかる通りフロントは陶川閣の4階にあります。
※このホテルは高台にあり傾斜しているところに建設されている為、フロントは1階でなく4階になるので注意が必要です。

今回宿泊する部屋は「大観荘」の10階になります。

フロントが「陶川閣」にある為、「大観荘」へ行くには同じフロアを歩き「大観荘」のエレベーターに乗って10階まで上がることになります。

「大観荘」のエレベーターを降りると正面に浴衣を選べるように棚が設置されておりサイズにあった浴衣を選んで部屋まで持っていくことになります。

【大観荘(和室12畳】

今回宿泊する部屋(1015号室)

ドアを開けると右側に下駄箱があり廊下右側に押入れ、左側に洗面台入口があります。

廊下右側の襖を開けると押入れがあり布団が入っていました。

清潔感ある洗面台

アメニティグッズがたくさんあります。

ドライヤー・ティッシュ・ペーパータオルの他に袋に入ったボディウォッシュタオル・コットンセット・ヘアーブラッシュと男性整髪料が洗面台に置いてあります。

フェース&ソープ・コップ・歯ブラシ

ウォシュレット付きトイレ

とても清潔感あるお風呂

大浴場に行ったので利用していません。

POLAのボディソープ・コンディショナー・シャンプー

「大観荘」和室12畳の部屋(~鉄橋の見える部屋~)

とても広い和室です。

禁煙部屋ではありませんでしたが全くタバコの臭いはしませんでした。

42インチの液晶テレビ&セーフティボックス

電気ポット&各種お茶のティパック(梅こぶ茶、ほうじ茶、煎茶)

湯呑&コップ・お茶菓子

戸棚からお茶菓子を出してみました。(みたらしだま&ぴりり椎茸)

バスタオルと足袋?とフェイスタオルと浴衣(先程、選んで持ってきた)と羽織

広めの広縁に椅子2脚とテーブル

こちらの椅子はとても座り心地が良く長い間パソコンをやっていても疲れませんでした。

写真には写っていませんがオットマンもあり足を伸ばせる事ができたのでとてもリラックス出来ました。

広縁にある冷蔵庫

ホテル側が準備した冷水が入っておりとても調歩しました。

自分達で購入してきたペットボトルの飲み物を入れることができたのでとても便利でした。

部屋から見る景色(特急ひだ号が鉄橋を走行中)

ホテル横には飛騨川が流れており、JR高山線の鉄橋を見ることができ電車が通る度に、ガタンゴトンと音がするので子供達は大喜びでした。

また早朝の5時過ぎに始発が通るようで、ガタンゴトンの音で目が覚めてしまいました。

窓を閉めても防音効果がないようで電車が通過すると毎回ガタンゴトンと音がしていたので少し気になる方は別な部屋を希望した方が良いのかもしれませんね。

チェックインの時に頂いた案内用紙

夕食は18:00と19:30を選択可能で我が家は18:00にしました。

朝食の時間は夕食の最後(デザート提供時)に聞かれ7:30にしました。

チェックアウトは10:00だと思っていたところ11:00だったのでラッキーでした。

館内(部屋)で利用できる無料WiFi

広縁の椅子でWiFiを利用しましたが問題なく使用することができました。

【夕食会場(福寿庵)】

夕食会場は「陶川閣」の5階にあるので宿泊している「大閣荘」からは一旦4階に下りてきて、「陶川閣」にあるエレベーターで5階まで行くルートになります。

夕食会場の「福寿庵」

スリッパの履き間違い防止の為に、クリップが置いてありスリッパにそのクリップを挟み、同じ番号札を食事中持っておくといったスタイルでした。(ここ最近、いろんなホテルなどで取り入れているようでお客としては間違ったスリッパを履いて行かれることがなくなるのでとても安心します)

スリッパ(靴)を脱いで上がると正面に写真のような展示物?がありました。

こちらにスタッフの方がいるので部屋番号と名前を伝えます。

まずは手をアルコール消毒をします。

消毒後、テーブルまで案内してもらいます。

夕食会場の様子

ソーシャルディスタンスの関係でテーブルとの間隔が広くなっているように感じました。

テーブルに座ると食事が準備されていました。

テーブルに案内されたタイミングで飲み物を尋ねられるのでメニュー表を見ながら注文します。

今回「地域共通クーポン」があったので、追加で料理を注文したい旨、スタッフの方に申し入れをしたところどのような料理が提供できるのか確認するのでお待ちくださいと言われ、それ以降何も回答はありませんでした。

こちらは子供用料理です。(ほぼ大人と一緒で「旬の七種盛り」がないだけでした)

飲み物のメニュー表です。(チェックアウトの時「地域共通クーポン」で支払いました)

食事を初めて15分後ぐらいが経ち「薩摩芋おこわバター風味」が運ばれてきました。

全体的にスタッフの方が足りていないようで品出しに時間がかかってしまい食べる側のタイミングとのズレが生じているように感じました。

「薩摩芋おこわバター風味」が運ばれてきてさらに10分後ぐらいに「鳥活部煮、蓮根、子芋、あお麩、青銀杏」が運ばれてきました。

このタイミングでご飯ものが欲しかったので、最後に運ばれてくるであろうと思われるご飯ものを早く持ってきてくれるようにスタッフの方にお願いしました。

お願いした「岐阜県産ひとめぼれ、赤だし汁、3種香物」が運ばれてきました。

ご飯ものを食べている途中に「煮物・焼き物」の2点が運ばれてきました。

この2品についてはもう少し早いタイミングで持ってきて貰えたら嬉しく思いました。なぜならこの2品が出来たての熱々という訳でもなく料理してしばらく時間が経過している感がありました。

最後にデザートです。

【下呂温泉 花火物語】

20時30分から始まった「下呂温泉 花火物語」

山形屋の駐車場から観ましたが人混みもなくゆっくりと観ることができました。

しかし外で観る場合は12月ということもあり寒さ対策をしないと風邪をひいちゃいそうです。

空気が澄んでいることもありとても綺麗に観ることができました。

約2680発の打ち上げ花火で約8分間の花火物語でした。

【大浴場】

利用時間は12:00~25:00までと5:00~9:30まで入浴可能
※タオル類は大浴場にはない為、必ず部屋から持参しなければなりません。

※男女入れ替え制ではありません。

大浴場は「大観荘」の2階にあるので、我が家が宿泊している部屋からは、行き易くて便利でした。

大浴場入口横には、マッサージルーム「なごみ」があります。

営業時間:16:00~25:00(ラストオーダ22:00)

履き物入

食事処同様、スリッパにクリップを挟み番号札を保持しておくスタイルとなっています。

無料貴重品入れと自動販売機

脱衣場の横に休憩スペース?となる椅子が数脚置いてありました。

脱衣場は広く確保されているので混雑時でもあまり混まないような気がしました。

また現在は新型コロナウイルス感染拡大防止の為、蜜を避けるため脱衣篭の数を少なくしてありました。

洗面台には、アルコール消毒の設置の他、整髪料、ドライヤーの数も少なめに対応されておりコロナ対策が行われているなぁと思いました。

冷水機とカミソリ

大浴場へはこちらから入ります。

L字型をした大浴場

少し熱めの温泉に感じましたが入浴すると肌がスベスベして下呂温泉の泉質を感じる事ができます。

浴場の中心にある円形の筒から熱いお湯が出ており、下呂温泉の泉温の高さが分かりました。

公式HPより引用

大浴場から階段を下りると露天風呂があります。

こちらのお湯は、あまり熱くなく長めに入っていられるので個人的にはとても好きな温度でした。

この季節柄、外気温が冷たく、しかし体をお風呂の中に浸けると体が温まる事が出来、この相反することを経験できるのもこの時期だからこそだと思いました。

洗い場はたくさんあり写真以外にも手前側にも洗い場が数カ所ありました。

【朝食会場(福寿庵)】

多品目の朝食です。

紅鮭・湯豆腐(左上の写真)・しめじの味噌和え?(右上の写真)などがありとても美味しく頂けました。

オレンジジュース・アップルジュース・水と海苔はセルフサービスとなっています。

コーヒーや牛乳はありませんでした。

【まとめ】

今回、下呂温泉に初めて訪れてみましたが見どころがたくさんありまた行っても良いのではないかと思う魅力がありました。今回、「山形屋」に宿泊したのですが、JR下呂駅からも無料シャトルバスが運行されており約5分で着くことが出来、さらに徒歩でJR下呂駅とホテル間を歩いたとしても15分程で到着することができるのが分かりました。

予約した時点でホテルは古いのではないかと思っていたのですが、ホテルの古さは全く感じず、部分的に改修工事が入ったりとしている関係もありあまり古さを感じる場面は全くありませんでした。

温泉の大浴場はL字型の浴槽をしており洗い場がとても広く作らており、混雑時でもあまり混雑感を感じさせたない作りになっているのではないかと思いました。内湯のお湯は少し熱めでしたが露天風呂のお湯はあまり熱くなく時間がゆるすのであればゆっくりと入っていたいなぁと思うほどリラックスできる露天風呂だと思いました。

料理については、途中にも記載しましたが、料理を出すタイミングが遅く、食べる側のお客としては少し料理の提供するスタッフの方を増やした方が良いのではないかと思う場面がありました。土曜日ということもあってかお客さんの数が多くそれに対応するスタッフのキャパが超えていた事でこのような事象が発生しているのではないかと推測できました。但し、料理一品一品の味は申し分ないぐらい良かったので料理を提供する時間・タイミングを混雑時であっても対応できれば良いのではないかと思いました。