阿蘇カルデラ内を走る「熊本南阿蘇鉄道 トロッコ列車」の旅(一部区間のみ)

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南阿蘇鉄道(公式HP)を走っているトロッコ列車に乗ってみました。

2016年の地震以降、全区間の運行が出来ておらず、高森駅から中松駅までの一部区間のみでの運行になってました。約21分間の列車の旅です。

2016年4月16日未明におきた熊本地震により災害前の全線17.7kmに対し現在復旧している区間は約7kmなのだそうです。

復旧、復興までにはお金、時間がまだまだかかるそうで、南阿蘇鉄道の案内してくれた車掌さんの話によるとは、たくさんの方が熊本(阿蘇)に観光に来てもらい、鉄道に乗ったり、レストランで食事をしたり、イベントに参加してくれたりすることで、阿蘇にお金を落としてくれることで少しでも復旧、復興の足かせになってくれることを願っているとおっしゃっていました。

またいつか全線復旧となりトロッコ列車が高森駅から立野駅まで走れることを切に願っています。

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【南阿蘇鉄道 高森駅】

9時30分頃に到着し高森駅有料駐車場に車を止めました。

「南阿蘇鉄道の高森駅舎」

トロッコ列車の当日券の発売が10時からなので駅舎の周りを散策したりして時間をつぶします。

有料駐車場の横に「C12蒸気機関車」が展示されています。

高森駅舎に入るとプラレールがガラスケースの中に展示してありました。

第一白川橋梁の模型。今は熊本地震の影響でこの橋を渡ることはできません。

早く復旧しこの橋梁をトロッコ列車が走れるといいなぁと思います。

切符を買わなくても駅ホームに入る事ができるので、切符販売時間までホームに入ってみました。ホーム側から見ると南阿蘇鉄道の終着駅の「高森」

しかしながら裏面には始発駅の「高森」となっています。

南阿蘇鉄道の時刻表です。

当日は月曜日なのですが春休みというこもあり、土日祝日ダイヤでの運行となり、トロッコ列車運行日となります。

トロッコ列車は、団体客以外は事前予約が出来ないので当日10時からの発売を待つことになります。

「マンガよせがきトレイン」と「トロッコ列車」が並んでいたので写真を撮りました。

発売時間になったので駅舎に戻り切符を購入します。

トロッコ列車往復料金(高森~中松) おとな1,400円 / こども810円となります。
(※2020年1月現在)

列車の運行本数が少ないので、高森駅から中松駅まで乗車後、折り返しになるトロッコ列車で再び高森駅に戻ってくるといったスケジュールになります。

【トロッコ列車】

発車時間までトロッコ列車内で待ちます。

窓がないので常にオープンの状態で走るので風をまともに受けそうです。

トロッコ列車内の様子

元々この客車は貨物を改造したものなので、走行し始めると乗り心地は全く良くありません。

今回この列車の車掌さんを務める駅員さん。

発車時間の20分前ぐらいから、ホームに立って南阿蘇鉄道の事や高森駅の事について説明をしてくださいました。

熊本弁を交えながらのトークなので地元愛を感じます。

先程ホームで説明してくれた車掌さんが走行中、車内でもいろんな説明をしてくださりとても勉強になりました。

トロッコ列車の走行スピードは40kmぐらいのスピードだったのでゆっくりとした感じで進んで行きます。しかし貨物車を改造しているので車体の足回りが良くない為レールの繋ぎ目の部分での振動を感じてしまいます。

【終点 中松駅】

途中3カ所の駅に止まり、4カ所目の中松駅が現在では終点となります。

約21分の列車の旅でした。

現時点では、ここが終点となっています。これより先は熊本地震の影響で走行不可となっています。これより10分程「中松駅」に停車後、「高森駅」に折り返し運転となります。

※今回の紹介はYouTubeチャンネルでも紹介をしておりますので、ぜひご覧ください※

【まとめ】

中松駅から先は、2016年4月16日未明に起きた地震の影響で、復興の目途が立っていない状況なのだそうです。中松駅から立野駅までの区間には、橋梁、トンネルがあったりとトロッコ列車ならではの楽しみが経験出来ていたのだと思うと、本当に観光に満ちあふれていた観光列車だったなのだなぁと思いました。

車掌さんの話によると、地震前の乗車率と比べると、この春休みであってもまだ3割、4割の乗車率なのだそうです。復旧、復興までには数十億といった金額、時間がかかるということでした。

本来、トロッコ列車に乗車するには、熊本地震発生前までは、事前予約の受付を行っていたそうなのですが、観光客の激減で一端現時点では事前予約受付はせず、当日販売のみなのだそうです。また観光客が増える事になった場合、事前予約受付が再開するのだと思います。

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