2020年6月27日からの1泊、長野県東御市にある「大田区休養村とうぶ」に宿泊してきました。
こちらの施設は烏帽子岳の麓、標高1,000mに位置する東京都大田区保養宿泊施設(大田区内在住・在勤・在学者とその親族)なのですが、この対象者以外であってもこちらの宿泊施設を利用することが可能です。
なんと大田区民以外(一般市民)であってもこの施設を利用する事が可能(但し使用料は2割増し)
「大田区休養村とうぶ」(公式HP)では敷地内に湧く天然温泉2カ所(大浴場・展望風呂)と四季折々の会席料理をこちらの施設で頂くことができます。さらにグランド1面、テニスコート4面、BBQ場10面、体育館、ゲートボール場1面などの付帯施設も格安で利用することができます。
こちらの施設においても新型コロナウイルスの影響を受け6月18日まで休館されており6月19日宿泊分より営業再開となっておりました。
【客室代】
和 室 17室 6名 15畳 4名利用の場合 大田区民・在勤 12,000円(今回4名で利用) 一般市民 14,400円(大田区民以外) 5名利用の場合 大田区民 14,000円 一般市民 16,800円 6名利用の場合 大田区民 16,000円 一般市民 19,200円
洋室(3名)/和洋室(4名)/和室(5名)/別棟・古民家(30名)タイプもあります。
詳しくは「大田区休養村とうぶ」(公式HP)を参照願います。
料金計算方法
■客室料金÷人数+夕朝食・入湯料金=お一人様料金■
【食事代】
【大人夕食】2,600円(税込) 2名分=5,200円
【中人夕食】1,600円(税込) 1名分=1,600円
【子供夕食】1,000円(税込) 1名分=1,000円
【共通朝食】 700円(税込) 4名分=2,800円
(例1)客室代・食事代の合計料金(我が家の場合)
東京都大田区 在勤(大人2名、中学生1名、小学生1名)
客室代 4名以下 12000円(区民)
食事代 夕食・朝食 10600円
合計金額 22,600円
(例2)客室代・食事代の合計料金(一般「区民以外」)の場合)
客室代 4名以下 14400円(一般 客室代のみ2割増し)
食事代 夕食・朝食 10600円 ※食事代については区民・一般同料金
合計金額 25,000円
★区民/在勤以外の一般であっても、土日に関係なくこの料金【25,000円】で宿泊(1泊2食)出来るのはとても格安だと思います。
※注意※ 支払いについて:全て現金での支払い(クレジット清算は不可)
■日帰り温泉■
12:00~20:00までは日帰り利用も可能
大人650円/子供300円
【アクセス】
《電車利用の場合》
北陸新幹線上田駅温泉口から送迎バス(予約制)で約30分
しなの鉄道田中駅からタクシーで約20分
《車利用の場合》
関越自動車道藤岡ジャンクション経由
上信越自動車道東部湯の丸インターチェンジから7キロ。
目次
【大田区休養村とうぶ アクセスルート】
上信越自動車道・東部湯の丸ICを降りた後、真田東部線(県道4号線)の田沢交差点を右折すると「大田区休養村とうぶ」の看板が見えてくるのでこの交差点を右折します。
先ほどの交差点から坂道を約5分、車で走ると「大田区休養村とうぶ」の入り口に着きます。(途中案内看板あり)
館内入り口近くの駐車場
「JR上田駅」と「大田区休養村とうぶ」を結ぶシャトルバス
※シャトルバスは事前予約制ですので利用の際は電話連絡が必要です。
【大田区休養村とうぶ 館内へ】
新型コロナウイルス感染予防対策として入り口にアルコール消毒液が設置されているのでまずは手指の消毒です。
日帰り入浴の方はこちらでスリッパに履き替え宿泊者は靴のまま館内に入ります。
当館自慢の天然温泉「美人の湯」
入浴すると案内通り「お肌すべすべ」になること間違いなしでした。
3階にあるフロント(新型コロナウイルス飛沫感染対策としてスタッフの方とお客さんとの間にビニールカーテンが施されていました)
館内を移動する際には常にマスクをつけるよう事前に連絡がありました(予約封筒紙面にて)
フロントで宿泊するメンバーの名前を記入しなければならないのですが事前に送付されてくる封筒に宿泊者用名簿記入用紙も同封されてくるので受付時間短縮の意味合いも兼ねて事前記入をしておくと便利だと思います。
受付の際にまず各人の検温をしその後館内の説明を受け夕食・朝食の時間を決めることになります。
新型コロナウイルス感染予防対策の為、各食事時間を決められ交代制のシステムを導入されていました。
玄関を入ると広々としたロビーとなっておりソファーが備え付けられているのですがソーシャルディスタンスの為間隔をあけての配置となっています。
写真には写っていませんが写真手前側に大型液晶テレビがありました。
ロビー横の扉から中庭に出る事が出来、ラベンダーが咲いていました。
「休養村とうぶ」は高台にあるので周辺の山々が見えて自然を感じる事ができます。
この施設のイメージが分かるようにロビーに模型が設置されていました。
広大な敷地にいろんな施設があるのが分かります。
【三日月のような印象的な建物は、建築界のノーベル賞とも言われる「プリツカ-賞」を受賞するなど、数々の名建築を手がけた信州ゆかりの建築家『伊東豊雄』さんによるもの。】(HP抜粋)
フロント横にある売店
お風呂上りにアイスを頂きました。
館内の案内図
傾斜面に建物が作られているのでフロントが3階(メインエントランス)にあり建物が縦長に作られているので端から端まで歩くと結構な距離があります。
写真でも分かるように廊下がスロープになっています。
3階から2階へ下りる階段(階段右側にはエレベーターも設置されているので階段を使用しなくても上り下りが可能です)
2階へ下りると目に入ってくるのが大田区の校外学習で利用した際のお礼の寄せ書きです。
体育館一面に宿泊した際の感謝の言葉などが書かれており歩きながら読んでいくのも楽しみの一つです。
体育館を超えさらに階段(エレベーター)を降りて(2階→1階)宿泊する部屋へ向かいます。
このスロープ沿いの右側に101号室~117号室までの部屋があります。
フロントからここまで約4分前後かかったと思います。
【1階:6人部屋・和室(111号室)】
本日宿泊する111号室(6人部屋の部屋に4人で宿泊します)
新型コロナウイルス禍ということで既にお布団が敷かれています(事前案内あり)
こちらの部屋は15畳タイプです。
入り口にアルコール消毒が常備されているので部屋に入ったらまずは手の消毒をします。
お布団を敷いてあってもこれだけの居住空間があるので特に不自由さは感じませんでした。
ネット環境についてですが、HPやパンフレットに特に記載はなかったのですがWiーFiでの接続が出来ました。今回スピード測定までは行っていませんがyou tubeの動画サイトは問題なく(不満なく)見る事ができました。(利用者が多い場合はスピード低下の可能性あり)
「アメニティ」
部屋:バスタオル/フェイスタオル/歯ブラシセット/浴衣
浴室:シャンプー/コンディショナー/ボディシープ/カミソリ/綿棒/シャワーキャップ
26型液晶テレビ、冷蔵庫、金庫
冷蔵庫は空っぽなのでペットボトルなどを入れるのに重宝しました。
大浴場・展望風呂には、新型コロナウイルス感染予防の観点からドライヤーが設置されていない為、部屋に戻ってからドライヤーを使用することになります(事前案内あり)
手拭き用はペーパータオルに変更されています(事前案内あり)
洗面台は少し小さめでした。
ウォシュレット付きトイレ
【2階:天然温泉・金原温泉大風呂】
2階にある大風呂(金原温泉)
新型コロナウイルス感染防止の観点からにスリッパの取り扱いについてはスリッパの取り間違いを防ぐためクリップを使用した番号札で管理するようになっていました。
清潔感ある洗面台
脱衣所
洗い場がたくさんあるので混雑時も問題なさそうです。
温泉は茶褐色で鉄分の匂いがし温泉に浸かると肌がとてもすべすべする感じが直ぐに分かり評判の良さを実感しました。
温度設定は41度~42度でしたので、ちょっと熱めな感じでしょうか。
【4階:天然温泉・金原温泉展望風呂】
4階にある展望風呂(金原温泉)
残念ながら露天風呂ではなく展望風呂となっています。
こちらもスリッパの取り間違いを防止する為にクリップを使用した番号札で管理するようになっていました。
こちらの展望風呂は「日帰り入浴」のお客さんが来るので貴重品を管理するためのロッカーが別に配備されています。
脱衣所
洗い場
一面ガラス張りの展望風呂(温度設定41度~42度)
外が明るい時間帯は中庭、木々、山々が見えるのですが、さすがに夜になると何も外は見えませんが夕方の時間帯であれば夕陽が見えて綺麗だと思います。
湯上り後の休憩所
【体育館・館内施設】
2階にある体育館
バスケットボール、バレーボール、卓球、バトミントンなど多彩なスポーツを楽しめます。
予約(フロントで受付)するとこれらのスポーツ用具を無料で貸し出して頂けます。
今回、新型コロナウイルス感染予防の為、制限時間が設けられており30分間だけ楽しむことが出来ました。
卓球台が2卓(妻と9歳の息子で卓球を楽しみました)
私と13歳の娘はバトミントンで楽しみ日頃運動をしない2人なのでとても良い運動になりました。
体育館にグランドピアノがあり、娘がどうしても弾きたいと言うのでフロントに行き特別に許可を頂き短時間(5分程)だけ使用させて頂きました。
2階にあるパターゴルフ(8:00~21:00)
利用する際はフロントで器具を貸し出してくれます。
かつて信州で実際に使われいた「はたおり機」
民族資料としても貴重な「はたおり機」で、はたおり体験が出来き、大田区の移動教室(小学生)でも実際に子供達が体験するそうです。
1階に無料で利用できる洗濯機と乾燥機が設置されているのでスポーツなどで汚れた服をすぐに洗濯できるのはありがたいですね。
【3階:ちくま(夕食)】
19時(2部)を予約したので3階にある「ちくま」にやってきました。
まずはアルコール液で手指の消毒を行いスタッフの方に部屋番号と名前を伝えテーブルまで案内して頂きます。
「ちくま」の会場の様子(天井が高くとても開放感があるレストランです)
このレストランにおいてもソーシャルディスタンスの関係でテーブルとの距離を2m確保されています。
大人用の夕食(2600円)
保養所の料理とは思えないぐらいのクオリティーの高さで全ての料理において満足行く品数、味、量だと思いました。
この会席料理は長野県調理師会料理コンクールスタッフが腕によりをかけた「休養村とうぶ」自慢の料理なのだそうです。(パンフレットから抜粋)
大人にはデザートが最後出てきます。
子供用の夕食(1000円)
中人(1600円)には子供用の食事に加え「寄せ鍋と旬鮮盛り合わせ」が付きます。
普段大食いの9歳の息子ですが、お腹いっぱいになるのでご飯はいらないと言うほどボリュームある料理でした。(ジュースとマスカットゼリー付き)
子供にはガチャガチャが1回出来る無料コインを頂きました。
【3階:ちくま(朝食)】
朝食(700円)
新型コロナウイルスの影響でバイキング形式から定食形式に変更されていました。(事前通知あり)
朝食については大人、子供同様の内容で提供されます。
深夜から降り続いていた雨がチェックアウトする時間帯には止んでおり、中庭に出ると雲海が出来ているのが見えたので写真を撮ってみました。
【まとめ】
今回こちらの保養施設に宿泊するのは2回目(1回目2016年滞在)となりました。
こちらの宿泊施設は、クオリティーが高く保養所なのに2つも天然温泉(肌がすべすべ)を完備しつつ地元の旬の食材を使った会席料理を提供して頂くなど満喫した時間を過ごすことが出来、さらに格安に宿泊できる魅力さがあり満足感たっぷりの宿泊施設だと思いました。
また東京都大田区が保有する保養所となってはいるものの、特に区民以外の一般客も利用することが出来る事から、BBQ(夏季)/スポーツ/体験農園など自然を楽しみつつ贅沢なひと時を過ごすのにはもってこいの保養所なのではないかと思います。
こちら全ての宿泊施設の予約方法は電話受付となりますので注意が必要です。しかし空室状況はインターネットで参照することが可能ですので自分が宿泊したい日付と空室状況を確認の上、電話連絡をするとスムーズに予約が出来るのではないかと思います。
(HP写真抜粋)
さらに敷地内には「古民家」という宿泊設備(30名)があり大人数での宿泊が可能となっています。
戸隠や川中島の豪農が実際に暮らしていた建物のようで備え付けのキッチンでの自炊も可能とのこと。古民家の中には囲炉裏もあるようで昔の日本を味わうにはとても良い施設なのではないかと思います。さらに子供達を連れて宿泊させてあげると時代をタイムスリップをした体験をさせてあげることも出来るのではないかと思います。
但しこちらの古民家は本館と離れているので天然温泉、夕食・朝食などを利用する際には一旦外を歩いていかなければならないので若干不都合は発生する可能性はありそうです。