2020年10月25日 ANA646便で東京に戻る際、少し早めに阿蘇くまもと空港に到着し仮設旅客ターミナルの様子を探検してみました。
ANA646便:熊本空港(12時25分発)~羽田空港(13時55分着)
これまで使用してきた旧旅客ターミナルを取り壊し2023年春をめどに新旅客ターミナル(国内線・国際線一体型)が完成する予定です。それまでの間、仮設旅客ターミナルの運用となり現在プレハブ型のターミナルでの運用となっています。( 2020年4月7日から仮設ターミナル運用開始)
工事期間中、展望デッキは閉鎖中
【阿蘇くまもと空港】
旧旅客ターミナルと駐車場が一部閉鎖され工事中となっています。
こちらが仮設旅客国内線ターミナルです。
後方には阿蘇の山々が見えます。
仮設ターミナルは通路を挟み2つの建物(施設)で構成されています。
手前側:サテライトビル(ショップ・フードコート・コンビニ・ATM)
奥側:国内線旅客ターミナル(出発・到着)
写真左側がサテライトビル、写真右側が国内線旅客ターミナル(出発口)
【サテライトビル】
サテライトビルの入り口
【フードコートエリア】
ラーメンくすのき(熊本ラーメンの専門店)
和食りんどう(あか牛、馬刺し、辛子レンコン、だご汁などの熊本郷土料理を味わえるお店)
キッチン空福亭(ご当地バーガー、カレー、カツサンドなどの軽食のお店)
ソーシャルディスタンスの関係で座席制限されています。
フードコートの横には待合室もあり、お土産店舗もあります。
キッズスペース
コンビニ(セブンイレブン)・お土産店舗
【バス乗り場】
1番のりば:予約不要無料空港ライナー(JR肥後大津駅行) 1日54便運行
2番のりば:熊本市内(空港リムジンバス)
3番のりば:大分(やまびこ号)/黒川・湯布院・別府(九州横断バス)/延岡(たかちほ号)/高森(たかもり号)/八代(すーぱーばんぺいゆ号)
国内線旅客ターミナル到着口
到着のお迎えは、入館後真っすぐ/出発は入館後右に進みます。
【国内線出発ターミナル】
国内線旅客ターミナル出発口
到着のお迎えは、入館後左へ/出発は入館後真っすぐ進みます。
国内線旅客ターミナルの案内図
仮設ターミナルなのでコンパクトに作られています。
旅客ターミナル出発口から入ると左前方にお土産店舗があります。
出発口と到着口の間にロッカー設備があります。
旅客ターミナル出発口から入ると正面に各航空会社のチェックインカウンターがあります。
(FDA・ジェットスター・AMX・JAL・ソラシドエア・ANA)
チェックイン終了後、左側のスタンションで仕切られたエリアを通過し保安検査場に向かいます。
入口では自動検温機が設置されています。
保安検査場を通過すると目の前にはお土産屋さんが見えてきます。
搭乗待合室に行くには、このお土産屋さんの店舗の中を通過しなければなりません。
搭乗待合室の横に「タリーズコーヒー」があります。
(コーヒーの他サンドイッチやパスタなどの軽食を頂けます)
かなり広めの待合スペース
搭乗ゲートは101番~105番まであり、101番、102番が固定橋(ターミナル直結)で103番~105番はランプバスに乗車し飛行機まで行くようです。
【ランプバス】
オレンジ色のランプバスは、羽田空港・成田空港で運用している東京空港交通より九州産交バスに一部譲渡されました。(2018年11月頃)
譲渡された特殊大型ランプバス(車幅3m、全長13m)は11両あり今回の仮設国内線ターミナル運行期間中、沖止め便の航空機搭乗の際に使用されています。
【カードラウンジ「ASO」】
【ANA646便搭乗】
ANA646便のゲートは101番ゲートだったので、そのままターミナル直結の固定橋から飛行機に搭乗します。
搭乗ゲート通過後、階段を上り飛行機まで向かいます。
となりのスポットにはJAL628便(12時30分発)の飛行機が駐機しています。
ANA646便の5分後に出発する飛行機です。
今回のANA646便で運行される飛行機(フラワージェット)
※東北支援に向けた新しい取り組みとして始まった「東北FLOWER JET」
2016年5月14日より就航(機体番号:JA85AN)
今回、非常口座席を予約してみました。
足を組んでもこれだけのスペースを確保でき広々としています。
出発前に、CAさんの方から各座席のお客さんに対し「非常脱出の場合援助をお願いします」とコメントがありました。
離着陸の際、足元付近の手荷物は置けないので、必要な物だけをカバンから取り出し、上部の荷物棚に収納しなければなりません。
日曜日ということもありほぼ満席で阿蘇くまもと空港を離陸しました。
定刻より少し早めに羽田空港に到着(53番スポット)
羽田空港ターミナルを歩き、到着口へ向かいます。
【まとめ】
2023年春、新旅客ターミナル(国内線・国際線一体型)が完成されるまでの間、現在運用されている仮設国内線旅客ターミナルの様子を飛行機に搭乗する前に探検してみました。
現在の仮設国内線ターミナルはコンパクトに作られており、コロナ禍でフライトが減便している間は何とかこの仮説ターミナルで対応できるのではないかと思いますが、フライトが復便し搭乗者数がさらに増えるようであれば、この仮説ターミナルでは対応が厳しくなるのではないかと率直に思いました。
今回搭乗したANA646便(B738)は、満席に近く予約した段階で3列シートの真ん中の座席しか空いておらず、搭乗日数日前から座席状況を確認していたところ通路側が1席のみあいており、最初に予約をしていた真ん中席から通路側の座席に変更したのでした。
座席変更をした時点では全く非常席だとは知らず、実際に座席に着いたときに初めて知ったのでした。非常時脱出時のサポートは必要になるものの、足元が広々とした空間は前の座席とのシートピッチが広いためにリラックスできるフライトとなりました。